(介護予防)認知症対応型通所介護   デイサービスセンターゆいま~る

  認知症などによる生活のしづらさがあっても、自宅や住み慣れた地域で暮らし続けていくために、介護サービスの側面から、その暮らしを柔軟に支えるお手伝いができればと私たちは願います。

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ゆいま~る便り   no.4

 

J ゆいま~るの紹介です!

 「デイサービスセンターゆいま~る」は、金沢市米泉に昨年8月にオープンした、「認知症」

という病気をお持ちの方たちが通う認知症専門のデイサービスです。築50年ほどの民家を改

築した、なんとなく落ち着きや懐かしさを感じさせるような環境の下で、食事や入浴など

様々なサービスを提供させていただいています。一日の定員は12名までで、今はだいたい一

7名の方が通われています。

 

J ゆいま~るの考え方

  認知症になったからといって、Aさんという方はAさんという方であって、別の人にな

るわけではありません。認知症によって失われる生活の力は、その方の一部分の力でしか

なく、大部分の力はこれまでのAさんと変わりありません。

  ですから認知症になったからといって、急にこれまでとは違う生活スタイルになるので

はなく、認知症になって少しずつ増えてくる、できなくなることを、みんなで支えあうこ

とで、少しでも長く、認知症になる前からの生活スタイルを続けていっていただきたいと私

たちは考えています。

 

 

J ゆいま~るでの時間

  認知症になると、自分だけの力で生活上の楽しみを見つけ出していくことが少しずつ難し

くなります。また1人ではできなくなることが増えて、失敗を繰り返すなど、自信をうしな

い、それとともに何かに取り組もうという意欲も低下してきます。

  認知症の大きな特徴は、最近の記憶などは失われやすくとも、過去の記憶、特に体にしみ

ついたような記憶については、長く残り続けているということです。

  この特徴を生かすことで、一度は失われた自信や意欲、楽しみを取り戻すことができるの

ではないかと私たちは考えます。

  そこで、ゆいま~るでは、特別なレクリェーションや体操などに取り組むのではなく、ご

くあたりまえの、これまで利用される皆さんが過ごしてこられた「生活時間」を生かした取

り組みをしています。

  たとえば食事なら、昼食のメニューを一緒に考え、一緒に近くのスーパー(マルエーさん

が多いです)に買出しに出かけ、一緒に調理し、一緒に食べ、一緒に片付けをしています。

掃除や洗濯を一緒にしていただくこともあります。

  また、たいてい午後からはどこに出かけるかを一緒に相談した上で、車でいろいろな所に

ドライブに出かけて行きます。一人一人の生活の歴史を踏まえ、その方が得意だったこと、

やりたいと思っていた、行きたいと考えていた場所などが生かせる取組みを心がけていま

す。

  室内での体操などは嫌がられる方でも、買い物などで外出すると、自然に体を動かされま

す。歩く力もついてきます。また認知症になってから少しずつ外に出る機会が減ってきた方

も、様々な所に出かけ、様々な人たちと出会うことで、意欲を取り戻し、楽しい気持ちをた

くさん持っていただけているようです。

  特に小さな子供たちと出会える場所に出かけると、過去の子育てをしていた頃のご自分の

姿がよみがえったり、楽しいという感情があふれ、とても生き生きとしたお顔になられる方

が多いようです。

  記憶の力は衰えても、感情は残り続けると言われています。「何が楽しかったかは忘れた

けど、とても楽しかったことは覚えている」ということなのかもしれません。そうした楽し

い感情を毎日積み重ねることが、何かをしたいという意欲につながっていくのではないかと

私たちは考えています。

 

J  皆様へのお願い

  私たちは認知症になってもこれまでとできるだけ同じように暮らし続けるお手伝いをした

いと思っています。あたりまえに街に出て、あたりまえに街の人の中に入っていくことを願

っています。

  そのため、ゆいま~るでは毎日外に出かけていきます。買い物をし、外食をし、見学を

し、体験をし、子供たちとふれあい…。

  もちろん私たちの力だけではとても十分とは言えません。行った先々でいろいろ助けてい

ただかなければならないことがたびたびあります。なにより行った先の方たちにご理解いた

だけなければ、気軽に出かけていくことはできません。

 また私たちが提供できることも限られています。本当は、できるだけ選択の幅があって、

一人一人の方の思いに沿った楽しみを提供できればと思っています。もし皆様に助けていた

だいて、楽しみの選択の幅を広げることができれば…とも思っています。

  何か困難が起きた時に、私たちはできるだけ自分の力で何とかしようとがんばります。認

知症という病気になった方たちも同じです。記憶の力が衰え、生活する力が落ちてきてしま

ったとしても、何とか自分なりにがんばることでこれまでの暮らしを保とうとされます。け

れども実際にはそれは難しく、しばしば周囲とのトラブルが、がんばれば、がんばるほど起

きていきます。

  これまで自分が家庭や社会で果たしてきた役割が果たせなくなり、自分の身の回りのこと

さえ十分にできなくなって、プライドが傷つき、時には周囲の自分を馬鹿にしたような言葉

さえ耳にした時、どれほどつらい思いをされるのでしょうか?心が傷つくのでしょうか?

 ついさっきのことさえ忘れてしまい、今、自分がなぜここにいるのか、ここに何をしにき

たのかさえ忘れてしまったら、どれほど不安にかられ、時には外を歩き回ったり、あるいは

わからなくなっている自分に混乱し、できない自分に、そしてわかってくれない周囲にイラ

イラを募らせることでしょう。

 自分でもどうにもならないいらだちや、どこにもぶつけられない怒りなどが、時に周りの

人たちにぶつけられることがあるかもしれません。あるいはそれは「心が傷つき、血を流し

ている状態」の方たちの「痛い」という叫びなのかもしれません。その痛みから、大きな声を

出したり、怒ったりということもあります。そして私たちにそのすべてに応える力は残念な

がらありません。でも、たとえそばにいるだけでも、少しは力になりたいと私たちは願いま

す。

 ご近所の皆様には、時に大きな声が聞こえたり、何度も外に出て歩かれる姿を見て、眉を

ひそめられることもあるかもしれません。けれども、どうかご理解をいただき、温かく見守

っていただければとお願いする次第です。